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ペット同乗車(同乗歴のある車)は査定が下がるの?

2018/08/26
 

ペットを乗せると下取りの査定が下がる。 相場が落ちる。 そう聞いたこともある方も多いのでは?

ちなみにこのウワサは本当なの? また本当ならどのくらい相場が変わってくるの??

私管理人が保有する中古自動車査定士の資格証

日本自動車査定協会・中古自動車査定士(資格保有)の私がズバリ!解説!!

以下見解は全て軽自動車に限定してのものです。 その他車種には当てはまらないものですので、予めご了承願います。

基本的には、ペットの毛や特有の臭いが残ってなければおおむねセーフ。 査定が下がることはないでしょう。

しかしペットの毛と分かるものが車室内で多く見られたり、特有の臭いが残っている場合には大きく査定は下がってしまいます。

ご注意を。

なお、当該見解は日本自動車査定協会による見解基準です。 その他基準で下取りなどされているお店では見解が異なる事も御座います。

どのくらい下がる?

毛が見られるものは28,000円相当の減額。 毛があって臭いもあるものは56,000円の減額。 さらに汚れが酷いものは3,500円の減額となっております。

但し、車両が4年モノの場合には各額に×0.9、 5年モノの場合には×0.8、 6年モノ以上だと×0.7 を個別に乗じてご参考願います。(年式が古くなれば減額の度合が少なくなる計算。 ちなみに、新車として登録された年度を当年度とし、翌年から1年モノ・2年モノと数えていきます)

それとこれら以外にカキ傷等がある場合には、(爪の引っかき傷や噛み傷など) その内装箇所によって別途減額が加算されます。 ご注意ください。

一般的に、カードサイズに納まらない傷はその部分を丸ごと交換という見解で評価されますので、傷が多いとかなり減額の度合は激しくなってくるかと思われます。(例: ドアの内張り一枚約18,000円、ダッシュボード約3万円。 なおこれらも別途年モノ計算は御座います)

それからフロアマットの痛みが激しい場合には約25,000円。(年モノ計算別途)

ちなみにシートなどは、これは1センチ以上の破れで交換前提となるでしょう。(ベンチシートだとクッションで28,000円、背もたれも28,000円。 年モノ計算別途)

参考までに。

とまあこんな感じで、ご参考になる部分あればと。

但し、当該見解も日本自動車査定協会による基準や細則を基本としたものです。 もちろんこれも、その他基準で下取りなどされているお店では見解が異なる事も御座います。 またここで解説に出した協会基準や細則を基本としたものは、あくまで簡潔かつ簡略化したものです。 実際の査定現場ではもっと繊細・広範囲に判定されこれら数値が上下することも多いです。 予めご留意願います。

実際の下取り査定に関し注意点

① 先ずここまで挙げてきた例はあくまで 「日本自動車査定協会」 での基準となります。

よってその他基準を採るお店では全く通用しません。 つまり、大なり小なり良い意味でも悪い意味でも 現場・現実ではこれらと異なってくることも十分に考えられます。

予めご留意願います。(ちなみに協会基準を採るお店は皆さんが思っているより随分と少ないです)

② それから、こういったペット同乗歴の有るクルマについては、各お店で随分と待遇が異なることも多いです。

世の中 動物好きの人がいればそうでない人もいらっしゃいますように、ペットを乗せた車をそこまで毛嫌いしないお店もあれば、逆に犬猿の如く極端に忌み嫌うお店も意外といらっしゃいます。(中にはまだ事故車の方が何倍もマシと考えるお店も

という事は、査定基準うんぬん、、 こういった面が各お店での査定差となって表れる可能性も十分に考えられ、

いずれにしても十分ご留意のほどを。(ちなみに同じ協会基準のお店でも、僅かな残毛程度であればあまり気にせず、目をつぶってあえて減点しないお店があったり、逆に煙たがるお店では、特例減点を使ってまでして徹底かつ可能な限り減額強化する例も実際に。。)

ところでこれら注意点に対し対策案は?

下取りだけに限定せず、買取り店含め可能な限り手広く査定活動をやることが最大の対策になるのではないでしょうか。 下取り先のお店が 考えうる十分に納得の行く評価を出してくれていれば問題ないですが、もしそうでなかったなら? またそんな好評価を出してくれているかどうかを知る術は、対抗馬があってはじめて成り立つのでは?

皆さまのお役に立てる策になれば幸いです。

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