事故車と無事故車とではどのくらい査定に差があるの？事故車はどのくらい相場が落ちる？
事故車（事故歴のある修理済みのクルマ）は査定が下がる！ 落ちる！ と言われますが、実際どのくらい落ちるものなの？
私管理人が保有する中古自動車査定士の資格証
日本自動車査定協会・中古自動車査定士（資格保有）の私がズバリ！解説！！
事故無しの相場を80万円と仮定。 この場合– 軽い事故で11万円くらい、けっこうな事故（直すか直さないか迷ったくらいのもの）で18万円くらいの差があるでしょう。（それくらい相場が下がる）
事故無しの相場を50万円と仮定。 この場合– 軽い事故で9万円くらい、けっこうな事故で15万円くらいの差があるでしょう。
事故無しの相場を30万円と仮定。 この場合– 軽い事故で7万円くらい、けっこうな事故で11万円くらいの差があるでしょう。
なお、これら数値は細かい部分なしにかなり簡略化・目安化したものですので、実際の現場では必ずしもこの通りになるとは限りませんことは予め。 またここに挙げた例はあくまで日本自動車査定協会が定めた基準細則等によるものです。 その他基準をベースにして査定されているお店ではこの限りでは御座いませんことも何卒予め。。
事故車査定に関し注意点
① 先ず事故車の査定は非常に高い技術が必要です。（直した痕跡を頼りに判別する技術が必要ですので） また、事故か否かの境目、事故の度合の区切り目では、同じ査定士資格を持つスタッフでも意見が2分することも実際に多いです。（何の世界でも境目にあるグレー部分はどうしても意見が2分するものです）
ということは？
現場ではこういった影響が査定に現れ お店が違うと大きく査定差が開くこともあるということ。（見解違い・ズレによる価格差だけでなく、査定ミスがあることも）
つまりこういった下取り車にお心当たり御座います方は、下取りだけにこだわらず、買取り店での買取り査定含め多岐に渡って網をはるなどの対策をされておくのが理想とも言えるのではないでしょうか。 またこの対策を査定士の私としては強く推しておきたいと。。
② それから、もし全く同じ技術レベルのお店同士が査定したとしても、そもそも根本的にお店がどのくらい事故車評価をするかという点で大きく差が揺れることも。
例えば– 事故車の下取りを好まないお店とウェルカムなお店とでは当然・・・ また先ほども触れましたが、お店によって査定基準は異なるもの。（全てのお店が日本自動車査定協会の基準で業務を行っているわけでは御座いません。 むしろその他派のお店は半数以上とも） となれば判断違いや査定ミスなくとも～ そこに大きな価格差が発生してしまう可能性もそこそこ考えられるわけで。。。
つまり結局はこれも、もしお心当たり御座います場合には下取りだけにこだわらず、、 と。