トレンドから話題、最新ニュースなど 車屋さん運営の軽自動車情報ブログ

事故車やスクラップもオークションでガンガンと。。。

2018/08/24
 

私も今年でとうとう~ この自動車業界20年超えました。 もちろんこの20年間では業界も随分と様変わりし、そうですね、、、 それら中でも大きく変化したのがクルマの買取り屋さんが増えた事、自動車保険の自由化、そして輸出規制緩和がもらたしたスクラップ有価化でしょうか。 特に買取り事業と輸出規制緩和のコラボレーションによって スクラップカーなどの廃車でも業界内では時折高価取引きされるようになったのは、それ以前の業界を知るものとしては目を疑うほどの光景かとも(ちなみにそこへ、エコ志向やリサイクル事業の発展という要素も大きく加わって。。。)。

① 廃車や事故車を専門に買取りする業者さんが増加。

この専門業者さんの存在は圧巻です。 輸出自由化とともに 日本車という世界無二の信頼性を誇るクルマを欲しがる海外市場との架け橋となり、これまで国内市場ではもうお手上げ状態だったようなクルマでも これら海外を見据えることによってどれだけまだまだ価値を望めるようになったろうか。。。 また海外市場でのニーズは中古車のみならず、部品や資源としても輸入を望む国も多く、例えもう乗れないような事故車などでもまた まだまだ多くが有価化されるように。

→ 特に海外人気車の需要は凄いですから、そういったクルマだと ただの石コロが宝石になるくらいの差も。

② 事故車専門のオークション会場だって。

業界内には自動車屋さんのみが出入り出来る会員制カーオークションがあるという事は、多くの方がご存知かと思われますが、しかし日本各国から事故車(事故したままのボロボロの現状車)が集まり、その事故車などを目的として買取り業者が集まり、競りが行われるという専門オークションの存在はご存知でしょうか。

私も何度となくお世話になっているのですが、過去昔では間違いなくスクラップになっていたようなクルマでも~ まあある程度車種や年式などにもよりますが、そこでは信じられないほどの価値で取引きされる事も多くなり、はっきり言って小売商売するのがアホらしくなるほどの光景もしばしば。。。 なんて具合だったりも ^^;

→ 実際無料引取りされたとある大破軽自動車が、大型液晶テレビが買えるほどの価値で、、、 という事も現実に。

③ 従来からのスクラップ屋さんの大いなる変貌

もちろん従来からスクラップ屋さんをやっている事業者も負けてはいられません。 今まで左ウチワでガンガン入ってきたスクラップカーや事故廃車などは他の専門業者やオークションへ流れるようになり、スクラップを引取ってなんぼの業界。 それでは商売が成り立ちませんので— 買取りしてでもスクラップ確保。 オークションで競り落としてでもスクラップ確保。 そう大きく変貌し またそれらも市場活性化の一因になっているとも。

—と、まあ、現状のスクラップ市場の現実や業界ウラについて触れてみましたが、

ところでこんなにもスクラップ市場は活性化しているのに、何でクルマ屋さんの下取りや引取り処分では イイとこ無料処分なの?

それはクルマ屋さんが儲けたいから。

まあ正確に言えば、こういったスクラップ市場はあまり表立って周知されておりませんから、こういった事実を知らないお客様も多く、、、 また下取りなどの優位性から(廃車級や事故車なんかはおおよそクルマ屋さんへ引取り相談される方が大半ですから) そういった特権・立場を行使してこう強気に出る事ができ、そこら辺り盲点を上手く突き → しめしめ無料廃車と言えばお得と考えてくれるお客様が多い → これは儲かる! また下取り以外は面倒とそう考えられるお客様も多い → これは儲けるチャンス! みたいな。 (※ ちなみに控え目に言えば、クルマ屋さんはスクラップの買取り専門店ではないので、そこまで買取りなどに意欲はない、、 と)

下取りしたスクラップを専門業者に高価買取りしてもらう。

下取りした事故車をオークションへ流し大儲け。

これがクルマ屋さんの現実です。 またこれが出来るほどクルマ屋さんの特権などの存在は大きいとも。 (ていうか私もクルマ屋さんを経営する身。 あまり表立って言えないんですがね ^^;)

—というわけでその廃車処分や事故車下取りで損をしてしまう前に、その下取り処分前には先ずは専門の業者さん直を当たってから~

なんだか今回煩雑な記事となってしまいましたが、

まあ要は、スクラップカーや事故車が無料廃車だからと言って~ クルマ屋さんだけに任せてしまわないように! ひょっとしたらそんなクルマでも、他業者から見てもらえば知られざるほどの高価値が望めるかも。。。 と。

※ 但し、そうとは言っても、必ずしも専門業者等ならそういったスクラップカー等でも売れる~ というわけではありません。 業者にも得意・不得意分野は御座いますし、取引き先などの業者内情も様々。 またクルマの所在地や引取り環境、その他手続き環境・車種・損傷状態などによっても売れるとは限らず(ちなみに場合によっては有料引取りとなる事も)、もちろん経営方針によって最大無料引取りという事も。 なのでそれら辺りには予め十分ご留意等願います。

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。

Copyright© 車屋さん運営の軽自動車情報ブログ , 2015 All Rights Reserved.