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車両保険

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自動車に関する保険と言えば--- 先ず第一に自賠責保険という強制保険、そして次いで民間の自動車保険(任意保険)などが頭に浮かんでくるかと思われますが、しかしそれら保険に加え ”車両保険” という保険もあり、一応これらについてもお見知り置いて頂きたく、、、 今回テーマは ”軽自動車の車両保険” という事で、筆を取ってみました。

 まず車両保険に関しましては、これは軽自動車だけに限らず--- 自動車保険の基本補償(= 対人・対物・搭乗者等の人身、及び相手へ対する保障)に加え付帯させる形での保険となり、それ単体での契約は出来ない事となっておりますので、これら一応予め。
※ 簡単に言えば、自動車保険のオプション補償という位置付け

 コレ、意外とご存知ない方も多いうようなので、採り上げさせて頂こうと思いますが、
車両保険と言えば--- 事故率などの多い車種ほど保険料が高くなる設定になっているとの知識が御座いますが、しかしこれらはあくまで ”普通車(軽以外の白ナンバー乗用車等)” のみに限った知識であって、これら知識は軽自動車に対しては通用しませんので、これら予め。

 つまり--- そもそも軽自動車にはこういった車種別の事故率などを統計的データとし、それらをもとに保険料を差別化するような制度は今のところ存在しておらず(= これらの事を、一般的には ”料率制度などと言います”)、という事は!? 軽自動車であれば〜 基本車種が変わっても、同じ補償内容で同じ保険会社、かつ同じ保険種であれば、、、 保険料の差は出ないようになっている。 といわけなんですね。
(※ 但し、2014年4月現在における現時点での情報です。 またおおよそほとんどの保険会社ではこの方針が取られておりますが、ただ保険は民間経営のものでありますために、ひょっとしたら一部の保険会社などでは、こういった傾向ではない保険もあろうかと思われますので、これらも一応予め)

 【まとめ】 ----------
 今現在のところの軽自動車の車両保険の保険料は、統計的に事故率の多い車種も少ない車種も それらデータで保険料の差別化を行う事などはされておらず、つまり若年層に人気のある車種も 年配層やファミリー層に人気のある車種も、それらが軽自動車ならば〜 それら車両に付保する車両保険の保険料は全く一緒である。 というわけ。
(※ 但し、同じ保険会社で同じ補償内容である事が前提ではありますが)

ちなみにこれら保険料の方針は、考えようによっては、、、 けっこう利便性高い可能性も考えられますので、ご加入検討のメリットのひとつとして挙げられそうですね ^^
(※ ターボ搭載やエアロ・カスタム系など、若年層にも人気のありそうなスポーティ、かつハイエンド系の軽自動車でも、まあ掛ける保険金の額にもよりはしますが〜 保険料の割増しや高さなどがネックとなる事はないので、普通車などに比べると かなりずいぶんと加入しやすいかと) 

 先ず一つ目は---
とにかくここ近年の車両の高額化ゆえ(= 一昔前なら、新車でも60〜70万程度の軽自動車が多かったですが、しかしここ近年では200万円超といった高級車も増え、その相場は十分普通車にも匹敵しよう部分も御座いますから)、特に新車やハイエンドモデルなどを所有される際には、これら車両保険の付帯は非常に意義の高いモノとなろうかと。

 【ワンポイント】 ----------
 今現在の保険制度では、一度事故を起こし保険金を請求するなどして保険を使ってしまった場合には、翌年の割引等級の3ランクダウンだけでなく、加え ”事故有係数” といった、さらにもっと保険料が割増しになる 事故無しの方と事故有りの方とで保険料を差別化するための制度が付加されるため、これら事故有係数適用期間中の方には、ちょっと車両保険の付帯は 負担が大きすぎる傾向であるため、あまり大きなメリットはなさそうですが、

 しかし一定期間中の事故などもなく(現在事故有係数が付加されない状態)、かつそこそこ割引等級などが進んでいる方の場合で、またここ近年の新車・新古車(年式の新しい車両等も含む)などであれば、新車割引きが適用されたり 場合によってはイモビライザー割引きが適用可能であったりもし(= ここ近年ではイモビライザー付きの軽自動車は増えてきておりますので)、
(※ 但しこれら割引き制度は各保険会社で異なりますので予め)

 そこそこ費用対効果の高いところを狙えよう可能性も御座いまして、、、

 かつ一定期間・一回コッキリの保険付帯であれば、
(※ 新車割引きが適用され、かつそれほど保険金額(= 補償される保険金の上限値))が下がらない期間内のみで、またもし万が一事故を起こしてしまい 車両保険金の請求を行うなどした翌年からは車両保険は解約する(= 自動車保険の補償から車両保険の付帯のみを外す)などの一定条件を敷いた上での車両保険付帯)

 かなりけっこうメリットの大きい車両保険の付保になるのではないでしょうか。 またこれらクルマ屋さん側からの視点でのアドバイスとして。

そして二つ目は-----
ここ近年では特に、軽自動車の装備充実化ゆえ? かどうかまでは分かりませんが、まあセキュリティ性の甘さも相まって(ユーザーの思考なども含む)、軽自動車の車両盗難とか車上荒らしが非常に増えているのが現実でもありますため、
(※ 近年ではわざわざ車上荒らしのために、車両ごと盗難されてしまう事例も多く報告されているようですよ。 一応参考までに)

 また車両の盗難保険としての車両保険付保なら、保険料の割安なエコノミータイプを選択する事も可能ですので(但し保険会社にもよりますが)、かつ盗難率等の高そうな車種であれば、、、 その辺りを考慮した車両保険付帯でも、そこそこ意義の高いモノとなろうかとも。
※ ちなみに ”盗難” を起因とする事故にて車両保険を使った場合は、通常の等級3ランクダウン事故ではなく ”等級1ランクダウン” 事故として取り扱われるため、もし活用するシーンがあっても 翌年度からの保険料割増しの負担もさほど大きくならずに済む・・・ というメリットも加えあったりもしますので、その辺りもこれら意義のプラス要素となろうかと(但し、車両保険のみの適用条件など、各保険会社によってこれら取扱いには差がある場合もあるため、これら一応予め))

 【参考までに】 ----------

 ちなみに車両盗難に対する補償では、一般的に、盗難に遭い被害届等が出されてから一定期間内に盗難車が発見されなければ ”全損扱い” での保険金請求となりますが(= 保険金額の満額が下りる)、しかし一定期間内に発見された場合には、それら全損での保険金請求が出来ないだけでなく〜 また保険会社等によっては、それらに関わる修繕費(= 盗難等に起因する損害)に対する補償などが色々と制限される可能性もあり、、、 まあその辺りがデメリットになる可能性も御座いますが。
(※ その他、盗難などを起因とした場合には〜 免ゼロ特約の対象となりません事も予め)

 なお改めて見てみると、けっこう専門用語率も高いので、必要であれば〜 こちら ⇒ 自動車保険に関する用語集 一応私の運営管理するサイトなんですが、これら用語等の知識情報などとして、あわせご閲覧頂ければ幸いに存じます m(_ _)m

 保険料につきましては、まあおおよそ普通車等に比べると比較的安いかもしれませんが、しかし自動車保険の基本補償では、人命、及び相手へ対する賠償を目的とするゆえに、掛ける保険金額(= 契約で補償される最大値)に対する費用は比較的抑えられている傾向に対し、車両保険では、自身の車両の損害のみに対する補償ゆえ、掛ける保険金額に対する費用はかなり割高になるとも言え、まあ決して安いとは言い難い部分も多くは御座いますが、

 これら保険料をひとつの目安で表すならば、自動車保険の基本補償の1.5〜2倍の費用で、車両保険が付保出来るとお考え頂いてもよろしいかと。

 しかし! これら車両保険、実際に見積もってみるなどした場合、その補償内容の組み合わせ他、そもそも皆様が思われているほどまでに高くはないケースも多く見受けられますので(総合的に見て)、もしご興味などあれば、追って試算などをされてみるのも良いかもしれませんよ ^^

 ちなみにおおよその相場でよろしければ、こちら ⇒ 車種別データベース にて ある程度車種別にその保険料の相場などを紹介しておりますので(もちろん車両保険の情報なども含む)、必要あればそちらページも併せご参照頂ければ幸いに存じます(データベースは順次編集中ですが、軽自動車は基本、車種毎に保険料は変動しないのが一般的ですので、一応掲載にない車種でも、他車種参考で十分ご参考になるかと)。

 以上各ご参考などまでに。

 なお折各所にて解説を加えてはおりますが、、、
車両保険含む自動車保険は、各民間の保険会社が各々で運営販売している商品であるため、これら自動車保険に関する補償
(内容や範囲など)、保険料、他 取扱い概要などは(割引制度や名称、保険その物のシステム等も)、そもそも各保険会社によって大きく相違する可能性も十分に御座いますので(異なったり差があったり)、これら予め十分ご留意の上にての当ページ各ご閲覧を願います。 何卒 m(_ _)m

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