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MRワゴン、事故車・修復車の買い方(注意点)

 ページ最終更新日 2013年8月


 中古車情報サイトにふと目をやると、走行距離は少ないし値段も格安。 これは、、、 と思いきや ”修復歴アリ車両” とのこと。 まあいわゆる俗に言う事故車であり、過去に事故するなどして手直しされているクルマという事なんですが。。。

 ちなみに、こういった事故車って (= 修復歴アリのクルマ) 現実どうなんでしょうか?

※ 但し、以下これら注意点やチェックポイント等につきましては、主にその車種においての最低限と思われる部分だけをピックアップしているだけで、もしこれら注意点などが一定条件クリアしていたとしても〜 必ずしも、その事故車が使用上・走行上全く支障がないとは限らず (個人々の感覚差や見解等による ”支障のないレベル” にあるかどうかも含め)、また購入上、これら絶対安心・安全であるという保証もどこにも一切御座いませんので (もちろん私自身も、そういったお約束や保証なども一切出来かねます)、これら予めご留意頂きました上にての以下ご閲覧を願います m(_ _)m (→ 当サイト利用規約など

また逆に、かつ同時に、以下注意点などで一定条件をクリアしてなくとも〜 個人々の感覚差や見解等による ”支障のないレベル” を含め、使用上や走行上 何の支障もない可能性も御座ます事、これらも予め。。。

【 1.ほとんどの場合、それほど気にする必要はないでしょう 】

 まあ過去の気分的な問題は除き、ほとんどの場合 修復歴はそれほど気にする必要はないでしょう。

 だってそもそも軽自動車って、普通車に比べると小さくて廉価、そして堅牢性も低いですから、一定以上大破するほどの事故歴があったとしたら ほとんどの場合修復される事なく廃車され、まず市場へ出回る事はなく--- つまり市場へ出回っている事故車のほとんどは中〜軽傷であった可能性の方が高く、おおよそ皆さんが心配されるような懸念はほぼ無いと言っておいて問題ないかと。

 但し、しかしそうとは言っても 事故車というからにはそれなりの損傷があった事は間違いなく、一応気を付けるべきポイントには十分配慮し、購入のご検討をなさる方がイイでしょう。

 【 事故車とは?(修復歴アリ車両とは?) 
 車両の骨格などに重大な損傷が見られ、そういった部位を交換、もしくは修理するなどして修繕された車両の事を言います。 但し、同じ事故修理でも、ギリギリでもこういった部分に修繕のない車両は事故歴無し(修復歴無し)として取り扱われますので、よほどの大きな修繕でない限りは、それら修復歴に過度な懸念は持たなくてもいいでしょう。 また修復歴が付くだけで大きく市場価値が下がりますから、考え様によっては掘り出し物的な見方も出来るかもしれません。

【 2.おさえておきたいチェックポイント 】

 @ フロント回りの事故歴か?
→ 普通車などと比べ、やはり軽自動車のフロント回りには色々な機器がぎっしりと詰まっております。 なのでやや大げさにでも懸念しておくなら、フロント回りに事故歴がある場合には回避しておくのもひとつの手かと。

 A エアコンは効くか? また保証は万全か?
→ フロント回りを事故した場合、意外と簡単に損傷しやすいのがエアコン部位。 特に配管はアルミ製で損傷しやすく、またけっこう前方を配管が通っておりますので、エアコンに関しては念入りなチェックを。 また今現在は問題なくとも、事故を起因して小さな配管亀裂などがあって、以後長期間で見た場合いずれエアコン不良が出て来る可能性なんてのも考えられますので、その辺りしっかりした保証があるのかないのか--- といった部位もひとつのチェックポイントとも。

 B 水漏れはないか?
→ 事故を起因として、以後室内への雨水漏れが頻発するクルマは多いです。 雨漏れはクルマの調子が悪くなったり、、、 といった原因とはなり難いですが、ただ夏期には車内の湿度が高くなりカビが繁殖しやすくなっていたり(異臭の原因にも)、また見えない部分でサビが進行していたり、、、 といった事もあり、意外と重要なチェックポイントとも言えるでしょう。

 C タイヤに偏摩耗跡はないか?
→ 事故車の懸念点として、出来れば気を付けておきたいひとつのポイントが足回りの強打。 サスペンションや回転部分のベアリング、そしてエンジンなど、、、 足回りから入力された衝撃はけっこう広範囲へ影響がありますので、この辺りにも重点は置かれたし。 ちなみにそういった箇所のチェックポイントとしては、タイヤの偏摩耗がないか? (左右のタイヤを見て、外周部などタイヤの減り方が左右で大きく違っていないか?) 走行中ハンドルが不自然に取られないか? 見た目からしてハンドルの位置がずれすぎていないか〜 といったものがあり、いずれかおかしいな? と思われる部位あれば、あっさりと見送るのもひとつの手かと。

 足回りを強打したクルマは、足回りの各機関に若干のズレが生じ、それがタイヤの偏摩耗やハンドルの取られなどとして影響を残す事は多いです。 また直進しているのに、見た目ハンドルが傾いている、、 という事は、ハンドルのセンター位置と足回りのセンター位置とがズレている証拠。 こういった場合にも足回りに強打があった事を疑いましょう。 但しいずれも怪しむ点ではありますが、必ずしもといった確実性もありませんので、一応これらも予め。

 D 保証があるか?
→ まあこれは車両そのもののチェックポイントではありませんが、その車両を購入するにあたって〜 保証が付くのと付かないのとでは雲泥の差。 事故車だから保証は付けられない! という車両はそもそも論外と考えておきましょう。 保証が付けられない = 品質に自信がない。 そんなものです。

 と、おおよそ簡単に思いつく箇所はこんなものかな。 (一応ユーザーにも簡易的に判断出来るもの)

【 3.スズキ車特有のチェックポイント 】

 ちなみにこれまでは、おおよそ軽自動車全般的に言えるチェックポイントを並べてみましたが、しかしこれら以外にも〜 スズキ車ならここは要チェック! といった部分も御座いまして、まあそこの部分にも触れておこうかと。

 ECUユニットに注意
→ ECUユニット? 何ですかそれ。 と思われる方も多いかもしれませんが、まあこれはいわゆるエンジンコントロールユニットと呼ばれるコンピューターの事で、もちろん車両構成上としてとても重要な部品である事は説明の必要はないでしょう。 で、そんな重要度はなんとなくご理解頂けるかと思いますが、しかし何でわざわざチェックポイントとして出すの? しかもそんなコンピューターなんて見ても分からんじゃん、、、 と。

 なんと、多くのスズキ車では エンジンルーム内にこのコンピューターが収められており、特にフロント回りの事故衝突などの際に、このコンピューターまで影響が及んでしまう懸念があるからです。 (※ 実際ここの辺りあくまで懸念点であって確定的ではないものの〜 過去にこの状況下でこの辺りが十分怪しまれるトラブルを経験しておりまして(走行中エンジンが時折止まってしまう等)、少なくとも私は その辺り懸念点にはかなり慎重となっております

MRワゴンのエンジンルーム
(例: 2代目MRワゴンのエンジンルーム。
右奥にECUユニット。 ちょっと分かり難いですね ^^;)

スズキKeiのエンジンルーム
(例: これは同社スズキKeiのもの。 分かりやすい例として)

 ちなみにこのコンピューターを見ても支障の有無なんて分かりません、またそもそも位置すら特定する事が難しい事も多いでしょう。

 なので私的には フロント回りの事故車は避けておく

 これが私に出来る簡単なアドバイスかな。

 まあ先述のチェックポイントとかぶる部分もあり、またそれが適正・懸命な判断とは決して言いきれず、そもそもエンジンルーム内にECUの無いスズキ車だってありますから〜 かなり大雑把なアドバイスでしかありませんが、ただそれで避けられるトラブルがあるのは十分想定出来ますので、一応かなりアバウトなアドバイスとしてまでに。 (※ なおこれらECUユニットの位置は全車把握しているわけではありませんので、MRワゴン全てにおいて言えるとも限りません事も予め

【 事故車あれこれ。また当ページ表記における注意点 】

 【修復歴についての必要知識等
 → クルマの事故歴・修復歴についてのアレコレ。 知識なども 【クルマ屋さんのアドバイス】

 【注意!
 そもそも ”修復歴車” と ”事故車” では、それら意味合いは全く異なりますが、(→ 参考

 ※ なお、こういった修復歴車とか事故車とかの区切りは、ただ車屋さんがややこしく表現しているだけ、、 との意見もあるようですが、確かに、こういった事故に係る部分は、ユーザーにとってはどちらも似たようなもので同等ととらえられていても問題ない事も多いでしょう。 ただ、業界の内情ではそうも行かないんです。 実際こういった区切りを統括指導しているのは ”中古自動車査定協会” や ”自動車公正取引協議会” など、いわゆる行政の息のかかった機関であり、またこれら区切りを隔てる事で取引き義務(告知義務等)から取引き相場も雲泥なんて事もしばしばですので。。。

 ただ当サイトでは、これらどちらの意味も含め、又時折混用・区別して解説させておいて頂いております事、(読者様のより多くの方に、直感的に その伝えたい事を容易にイメージしてもらうには〜 ”修復歴” の事を、あえて ”事故車” と表現した方が、良いと思われる場合もありますし、また時には、その度合を表現するために、これら2つを使い分けている場合も。。。)

 これら予めご了承の上にて、以上ご参考までに願います m(_ _)m また、以上参考などまでに。

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