軽自動車は普通車に比べやや寿命が短い。 つまり普通車より長く乗れない、、、 と、そういったウワサもけっこう耳にしますが、ところでそんなウワサは実際にはどうなんでしょうか? 本当にあまり長くは乗れないのでしょうか?
ずいぶんと昔の時代には、軽自動車の寿命は10万キロとも言われておりまして、実際その当時では、走行距離メーターも99,999キロまでしか表示されず、、、 (いわゆる自動車メーカーからしてそういった実態を認めていたという事とも) もちろんそんな走行距離まで走っている軽なんてほとんど見る事もありませんでした。(全く見なかったわけではありませんが、ただそれは私が車屋さんであったからでの事であり、もちろん一般ユーザーからしてみれば ほとんど見る事はなかったでしょう)
しかし昨今におきましては、はっきりと言いまして〜 そういった時代があったことすら忘れそうな勢いで技術やクオリティが向上しており、実際近年の多くの軽自動車では ”タイミングチェーン” が採用されており、そういったところからもそういった現実をくんで頂けるかと。。。
【タイミングチェーンとは?】
難しく言うとややこしくなるのでそれら辺りまでは触れませんが、簡単に言えば ”10万キロ以上” の走行と使用を想定して開発されたエンジン部品という事でも問題はないでしょう。 (実際にはちょっと異なりますが、まあそういったニュアンスも十分含みますので)
またオートマミッションも3速AT→4速AT〜 からさらにCVT(無段階変速)への時代へと突入しており、それらに合わせ間違いなくエンジン負担も軽減されていようかと思われ、まあこういった技術面からも十分そういった時代を感じることが出来るとも。 つまり今の時代では、少なくとも10万キロ以上の使用は十分想定された(想定できる)製品になっていると言え、もちろん! 業界内においても10万を超えるような軽自動車がオークションへ流れて来る事も全然珍しくなくなっておりますし、中には20万を超えるようなものまでチラホラと見る機会だって出て来ておりますので、現実も十分それらに則して来ていると断言しておいても問題はないでしょう。
※ なお、こういった高耐久化の前提には、日ごろからのきちんとした車両メンテナンスあっての条件だと思われて下さい。 クルマの基本的構造は今も昔も変わりませんので、当然メンテナンスを怠ってしまうと〜 相応に寿命を縮める事に直結しようかと。 それどころか! 近年はかなり多くの鋭技術が投入されておりますので、メンテナンス次第では 今まででは考えられなかったようなトラブルを生む可能性だって。。。 (= 下手すれば、これまで以上に寿命を下げてしまう可能性も)
ただ、、、 まあここまで持ち上げておいて何なんですが、やはり普通車と比べて見た場合には 依然としてやや寿命感は低いのは事実。 まあそもそも軽自動車は ”安い” のも大きな売り。 なのでこれだけの技術などの大幅アップの影ではコストダウンが強いられている部分だって。。。 ゆえ細かい部分レベルでの耐久性には限界だって考えられ、結果・現実的には普通車ほどの寿命まで求める事は難しいかな。。。
一応これら補足としてまでに。 また以上各ご参考などまでに。
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