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軽自動車の廃車

 自動車業界20年!な、クルマ屋さんの私が運営管理する軽自動車情報サイト。 今回は廃車についてちょっと触れておこうかと。

 先ず費用的なこと。

申請・届出手数料

 これは軽自動車検査協会という、軽のナンバープレートや車検証を交付したり、名義変更などを統括する機関へ支払う手数料で、(機関については後程詳細) いわゆる車検証として登録されている車両情報を消去し、ナンバープレートを返却する事務手数料といったところでしょうか。

  • 手数料(タダ)

 つまりこれだけ?の費用で 実質廃車は出来るという事。

なお、これとは別に OCR用紙と呼ばれる申請・届出用紙購入に30円〜 40円ほど必要です。(⇒ 平成29年より無料配布制度になりました) もちろん交通費なども。

 但し、これら費用は あくまでご自身にてお手続きされた場合の費用であって、もしその一連のお手続きを業者さんへ依頼されるなどした場合には〜 この費用にプラス代行手数料が必要となってくるでしょう。

代行手数料

  • 車屋さん(おおよそ15,000円〜 30,000円前後)
  • 代行屋さん(おおよそ5,000円〜 20,000円前後。 但、お手続き機関の近隣業者に限)

 それとそもそも廃車には ”現物車両の処分” という、ちょっとした最大難所も御座いまして、、

車両の処分費用

  • 車屋さん(0円〜 30,000円前後(もちろん負担)。 但し、代行手数料や他の一切の費用も含む)
  • 代行屋さん(不可)
  • 廃車買取専門店(最低ほぼ0円〜 好条件だと○○万円で買取り。 もちろん他の手数料も含みで)

 ん!? なんかよく分からんぞ???

 つまり今の時代、手数料をけちって自分でなんとか廃車にチャレンジしてみるよりも〜 廃車買取りを専門とする業者さんへ直接交渉される方がはるかに効率的で有益的という事。

 というわけでこれから廃車処分をご検討されます場合には〜 迷わず専門店などへのご相談を。

 なお、これら各費用には税金などの還付・返戻分は含めておりませんが、ただクルマ屋さんの場合には、こういった返戻分も含め相殺され実質ゼロ円的な処分も多いですので、そういった場合にはさらにその有益的差が広がる事も。。

 なお、クルマの処分のみはそういった専門店へ任せて、、 書類手続きのみご自身で〜 という手法も考えられるでしょう。(廃車買取等が可能となる根拠は、そのクルマに価値があるからであって〜 手続きなどに関する手間は逆にぶっちゃけその業者にとっての負担。 なのでその手続きのみをご自身にて行われた場合、業者は代行負担が軽減されますので、、 その買取り額は若干上向くかも? といった狙いで。 また還付金などがある場合には、買取り明細に代行手数料が相殺されている場合もあり、そういった場合もそれらお手続きをご自身でなされたなら。。)

 但し、それは業者さんや取引き条件などによって可否はまちまちですので、(書類手続きをご自身にて行ってもいいか否か。 クルマを引取るだけ引取って廃車手続きをなかなかしてもらえなかったら、取引き上困る事も多いでしょうから)

 またそれらが必ずしもお得となるとも限りませんので、

 一応この辺り補足程度までに。

 廃車は廃車でも〜 クルマはスクラップなど処分せずに、ナンバープレートのみ返却し車検証上から情報消去のみしてもらい、、 といったケースもあるでしょう。(クルマは個人売買にて転売したり、もしくは自宅庭へ保管していて、何年か後しばらく後にまた再度車検を受け復活させる腹) また後日スクラップ処理するのだが、取りあえず情報消去だけでも急ぎたいケースも。

 ちなみにこういったお手続き方法を「一時使用中止」と言い、

 なんで「一時使用中止」にするの?

 まず軽自動車税の納税義務が解除されますので、以降再登録(車検を受けナンバーと車検証の新規交付を受ける) しない限り新たな課税義務は発生しませんから。 また個人売買で他人に転売し、しかし相手が悪くなかなか名義変更してくれなくとも、、 税金がいつまでたっても来る〜 とか、自分名義のまま乗り回され迷惑〜 とかの被害に遭う事もありませんから。(車検を受け事実上名義変更しないと再登録する事は出来ません)

 ちなみに一時使用中止にすれば、任意保険の解約による等級の凍結が出来たり、(条件の良い等級の温存) 一定以上契約期間が残っていれば 自賠責保険解約による返戻金を受け取る事も可能です。 また車両の解体処理にはある程度の時間が必要だが、それを待っていると色々都合が悪く〜 取りあえずその都合を解決しておくために先ず一時使用中止にする事も。(3月31日を超えてしまうと新たな税金が発生するので、それを予め阻止しておいたり、また返戻されるものの目減りを阻止するなども) ⇒ この辺り詳しく

 なお一旦一時使用中止にしたクルマは、再度ナンバープレートの交付を受けるには車検を受け新規登録の必要が御座いますが、プレートなしのまま名義変更する事も可能です。(正式には所有者変更記録というお手続き)

 と、そんな時には、

申請・届出手数料

  • 350円くらい+ 30円- 100円ほどの用紙代。(軽自動車検査協会の手数料)

 それプラスもし業者さんへ代行を頼むなら

代行手数料

  • 車屋さん(おおよそ15,000円〜 30,000円前後)
  • 代行屋さん(おおよそ5,000円〜 20,000円前後。 但、お手続き機関の近隣業者に限)

 費用面はおおよそこんな感じとなるでしょう。

 なおこの場合には、買取り専門店さんを活用する事は不可能。(但し、はじめから業者さんへ転売しようとお考えの場合には〜 そういった場合にはあえてこちらで一時使用中止のお手続きを行う必要はありませんので、そういった場合の価格比較などとしては活用は可能でしょう)

 書類上のお手続きは ”軽自動車検査協会” という公的事務所にて行います。

 但し、全国に点在するどこの協会でもイイわけではなく、原則、そのナンバープレート(地名)の直轄事務所、もしくは現使用者の ”使用の本拠の位置” を管轄する協会でしか出来ませんので、この辺り決してお間違えのないように願います。(但し、一時使用中止したおクルマを、やっぱりスクラップにした〜 と言った場合の解体届出処理はどこの協会でも大丈夫です)

 最後に廃車のお手続き方法に関しても一応掲載しておきますので、もしご入り用などあればご参考などされてみてはいかがでしょうか。

 なお、各お手続き方法はこちらページにて

 ⇒ 軽の廃車手続きについて。 書類見本や方法・手順など
(※ 1ページにまとまりきらなかったので別途こちらをどうぞ)

 以上、各ご参考までに。

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