軽自動車は、ここ近年急激な進化をしています。一昔前では考えられなかった装備もたくさん付くようになり、軽自動車の需要の高さ、そして各自動車メーカーの力の入り具合が手に取るように想像できます。
平成10年度に軽自動車の大幅な規格改正があり、ボディサイズも一回り大きくなりました。それから次第に内装や外装などが充実し、ABSやエアバックなどの安全装備の標準化、エンジンやミッション技術の進化など、普通乗用車とほとんど変わらない内容の装備品が付くほどまでになっています。
現在では軽自動車の安全性もかなり向上して、安全ボディが当たり前になっていますし、変速機やエンジン技術など駆動系の向上で高速道路でも安定して走れるようになっています。さらには自動車の耐久性も上がって来ていますので、10万キロ以上走っても全然まだまだ、、、 なんてクルマも増えて来ているようにも思えます。しかもそれどころか、軽自動車にしか付いていないような装備や高級車並の装備品まで。。。
@ 平成5年前後。 ワゴンRの登場により、これまでの軽自動車ニーズが大きく変わる事に。
このワゴンRの登場は時代を大きく動かしました。 これまでの人気はミラターボとかアルトワークス等のハッチバックタイプが主流でしたが、このワゴンRの登場以後は、いわゆるトールワゴンが代わって人気の主流へと。
A 平成9年頃。 ムーヴに ”裏ムーヴ” が登場し、昨今の ”カスタム” ラインナップの皮きりに。
通常のノーマルグレードから、スポーティなエアロや高級装備を施した いわゆるカスタムスポーツ・グレード。 今ではそういった2分化グレードは当たり前ともなって来ておりますが、その皮切りとなったのがこの ”裏ムーヴ” とも言えるでしょう。
B 平成10年。 軽自動車のボディ規格が大幅に改正。
当初は、これまでのコンパクトなボディから 主に横幅が拡大された事により好みが大きく二分していましたが(寸法的には8センチほどの拡大でしたが、その8センチは意外と大きかったです)、今ではそれら拡大の結果、インテリアの充実や室内空間の広さに大きく貢献していると言えるでしょう。
C またこの頃から、徐々にABSやエアバック等といった装備が標準傾向になって来たとも。
今では当たり前のような装備ですが、、、 ^^;
D それと3速ATから4速ATへ、オートマミッションの主流も これら時期から徐々に進んで行きました。
ちなみにそれらに伴い、マニュアルミッション車は減少の傾向へと。
E 平成15年前後くらいから、タイミングチェーン車が多くなり始めて来ました。
もうこの段階で十分、軽自動車の耐久性の高さからこうなって来たとも言えるでしょう。
F またこの頃から、タントの登場で トールワゴンの市場勢力が大きく変動し始めてきました。
なおこのタントの登場で、ファミリー層の普通車からの買い替えユーザーが増えて行くことにも。 それと以降、徐々に荷室よりも 搭乗者の室内空間が重視された軽自動車が増えて来るようにも。
G 平成20年頃からかな。。。 軽自動車へのエコ志向が強くなって来た時代とも。
これまでも一応あったが、この頃からCVTが主流になり始めても来ましたね。 また徐々にアイドリングストップ搭載車も増えて来ることに。 ちなみに代わって、ターボ車はかなり激減して行く事に(あってもスペシャリティなスポーツモデルまではラインナップされなくなってしまいました)。
H それとこの頃から、軽自動車の盗難被害が急に増加傾向へと。
ちなみにそれらに比例し、イモビライザー搭載車も順次増えていく事に。
I 平成23年のミライース登場以来、エコ軽自動車、空前の激戦時代へと。
ちなみにこの年から、トヨタも軽自動車市場へと進出してくることに。
J 平成25年頃から、衝突回避システムなどの最新技術も多く増えて来るようにも。
メーカーによって名称が異なりますが、レーダーブレーキサポートとかスマートアシスト等といった 衝突防止(軽減)システムの事ですね。 ちなみにこの年から、日産と三菱との合弁会社 ”NMKV” からの軽自動車リリースが始動し始める(日産 = デイズ系、三菱 = ek系)。 それとエコ技術の急激な進化と強い需要から等によってか!? またこの頃から、一時期は消滅すら危ぶまれていたターボ車のラインナップが増加傾向へと転じ始める現象も。
K 平成26年頃から、やや軽自動車市場に大きな転機らしき動きも。。。
エコ戦線に頭打ち論が飛び交う中、コペンのモデルチェンジや、スズキハスラーやダイハツウェイクといったニューモデルの登場で、これまでの軽自動車の市場の流れが大きく変わりつつあるようにも思えてくるように。
なお、これらは、あくまで私の個人的に抜粋したヒストリーなどであって、またその抜粋もかなりアバウトでしかありませんので、おおよそ若干のズレや差などが有る場合も御座いますので、これら予めご理解の上にてのご閲覧を願います。 (最終更新 2015年3月)
各自動車メーカーも軽自動車の開発に力を入れるようになってから、市場から見る軽自動車のイメージも随分と変わりましたね。 軽自動車オーナーも女性ばかりだけでなく、男性オーナーの方も増加しており、またファミリー層の需要もかなり。。。。 もちろん今後も軽自動車の需要は高まる一方と私は思います。 数年後の軽自動車はどうなっているのでしょうか。 日本特有の軽自動車、今後も色々な意味で目が離せないですね ^^
以上、各参考などまでに。
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